地域に支持され根付く飲食店を開業する、ということ。

kaigyou24最近、友人が駅の近くに開業した飲食店
実は、彼がお店を出すのは今回で二回目のことで、一度目のお店での彼の営業スタイルはこの土地の人間や風土に受け入れられなかったのです。一見お断りや若年層だけにターゲットを絞った強気な営業。
長くは続かない事は友人たちの間でも囁かれていましたが、有名店で修業してきたというプライドが邪魔をし、良くも悪くも頑固な性格の彼には言っても聞かず、一年程で閉店に。
この辺の地域の特徴として、若者の都市部への流出が年々顕著であり、この町に多いのは働き盛りのベテランサラリーマン達です。
ターゲットをサラリーマンに絞り心機一転、出直すことを決めた友人。私も出来る限りの応援をしたつもりです。
先日、彼から連絡があり、「ようやく開店のバタバタも一段落したのでお店に来ないか」とのこと。
仲間を連れ、お店へ。

外観から受けた第一印象は、えらくこじんまりとした店構えで以前のお店とは全くイメージの違うものでした。
そして、中に。七・八人位が座れる位のカウンターと決して広くはない座敷スペース。
もっとも、彼ひとりで切り盛りしていくのですから妥当と言えば妥当です。
私たちは、カウンターで彼の料理を美味しくいただきながら、話も盛り上がってきた頃、急にお店が混み出してきたのです。
慌ただしく準備に追われる彼は、イライラしていた以前の彼とは全く違う素晴らしい笑顔でした。
初めてのお客さんと積極的にコミュニケーションを取りつつ話を盛り上げ、仕事帰りのサラリーマンを労う言葉。
お客さんと持ちつ持たれつの関係を築きつつ「地域に合う飲食店を開業」するとはきっと、こういう事なのです。